雨は知る苛立ちよりも悲しみが怒りよりただ不安があると ー だから泣いている
花のあるところ綺麗が広がって微笑みが増え幸せ二倍 ー 当社比
甘くない現実(せかい)となった虚無的な気分を気取る余裕すらない ー なんだこれ
宵の空怯(おび)え寂しき月が冷え口もきけずにぽおぅと浮かぶ ー 寒い寒い
考えてみれば一年過ぎましたまた会える時まで想います ー アロハ オエ
誰にでも出来ていることいないこと絡(から)まり絡(もつ)れ難しくなる ー 今もあの日も
応援をしている人がいる(今日は心の中でノボリを振って) ー 「(がんばって)」
へぇこんな餃子があるの?いずれまた食べに行くからいつか来る日に ー 必ず
億劫でならないけれど続けるよ心配しいしい地味に消毒 ー スマホの画面とか
何一つ面倒がなくアップデートアップデート着せ替えの空 ー 自動
ちらちらがはらはらとなりしんしんと落ち来る雪に色が消え去る ー 真っ白
よそ見する間に錆色に変わり行く営みよ小さき営みよ ー 変わらずあると思っていたのに
息吐いて上を向いたらこの枝もあの枝もただ上向いていた ー 仲間
いかに踊ろうとも背後迫るのは冷えたどうしようもない風だ ー 今更温めようとしたところで
何しても人を惹きつけ離さない顔が可愛いのはおまけだよ ー って人がいる
慌たゞし空気を知らず後ろ向き雪にぬれ咲く三色すみれ ー 底冷え
パピルスに仕事の予定書き込んだ4000年も前の先輩 ー 昨日、NHK「大ピラミッドはなぜ誕生したのか?」を見ました。明日も頑張って働こう。
年末のメールの返事を書きながらまだ松の内なのにと思う ー 正月気分なんて消える、年を越してしまった仕事の対応
ここにいるまだ生きている炉の灰の香り知る私(わたくし)が細々 ー 世の片隅で
雨が降りすでに貧しいこの国もまだ大丈夫な夢くらいある ー 天気を動かす想像力 「天気の子」を見ています。あの頃とまた違う気持ちで。 kayo2012.hatenablog.com
「2021(この年)の空もいいね」と言う人がいて何はなくとも落ち着くよ ー ありがたい。あたたかい。
人の声せぬ正月はおとなしく手酌で旨い日本酒を呑む ー 初獺祭
来る年もすべて流れていくものをただ止めないでここにいましょう ー 良いお年を。
ラーメンの麺はどうだと聞かれても今日の私は単なるモヤシ ー 面倒ごとに失策ばかり、、、。
人生の答え合わせをする前に歯間ブラシを買いに行かねば ー 洗濯物も畳まねば。年賀状も用意せねば。
陽の名残(なごり)集めて重き鈴なりの蜜柑は照らす冬の庭先 ー 冷たい空気の中に光る
まだ入る食べ過ぎなのにまだ入るもう一口を誰か止めてよ ー だ、誰か
一人ではないよ一人じゃいられないだから一人で人想いたい ー 一人を楽しむ
砂利を踏む音だけ響く参道に白椿動き無くただ有る ー 背景として
「賑やかに過ごしたイブは遠い日か」ふと微笑んでしまう聖夜だ ー あの人の波。今から思えば夢のよう。