2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧
冷たさの中ほの温(ぬく)い雨落ちてしとしと地に当たる音(ね)ひたひた ー これは、違いなく春の雨
積雪が溶けゆく様に汚れても尚くつきりと白磁の花弁 ー 貴重な陶器の色
「この空にハナノコナ存在(いる)」「本当か?!」「闘いはもう…始まっている…」 ー 次週『運命はもう変えられないの?ヒスタミン!』近づく花粉大量飛散!
臙脂色(えんじいろ)差す花たわわ零(こぼ)るるばかりひたすらに馬酔木(あせび)美し ー 実るように花は開いて
黄金の時代から来た恋文はサテンの艶のチューリップ束 ー フェルメール展「恋文」大阪展のみ。私は今回「手紙を書く夫人と召使い」のカーテンにぞくぞくしました。 大阪市立美術館 前
金貨手に放蕩息子は容易(たやす)くも遣(や)りて婆の手中に落ちる ー ヨハネス・フェルメール「取り持ち女」日本初公開 え、そんなあからさまな!の一枚。 大阪市立美術館「フェルメール展」大阪府大阪市天王寺区
隼(はやぶさ)は急降下して一瞬で爪(つめ)星掴み天空目指す ー 小惑星探査機はやぶさ2 運用チーム津田准教授「新しい星に手が届いた」なんて素敵な言葉
外虚しくも雲々皆冬の夕波黙々黙しなむとぞ ー ちぎれ雲の静寂 (ちょっと苦しい回文です) そとむなしくもくもくもみなふゆのゆふなみもくもくもくしなむとそ
キッシリと整えられた技と文字ミニマリストはカラリと笑う ー この潔さ 「ぼくたちに、もうモノは必要ない。増補版」 佐々木典士 ちくま文庫 「少ない物で「家族みんな」がすっきり暮らす」 やまぐち せいこ ワニブックス
寒雨あり水滴すべり一色の灯りとなりてサンシキスミレ ー はっと目を引く
食べるとは成果に至る行為なりこの確実で頼もしき事 ー 身体に結果が出るのに間違いはない。 ぶたコング
この場所は春のつもりにしましょうよ殊(こと)にこんなに冷たい日には ー 「小公女(A Little Princess)」Frances Eliza Hodgson Burnett セーラ・クルーは、寒い屋根裏部屋をパーティ広間のつもりにします。
また山茶花激しき色そこに眺む「かの子」居るか巡りて今年 ー 岡本かの子「山茶花」より
苔散らす厚き木皮の質感を題する油彩「冬の忍耐」 ー 冷たい風の中、幹は油絵のように力強い
歴史的意義とか普及過程とか愛よりまずはチョコを食べよう ー うわぁ〜い!
ほんのりと掴み所の無き思ひ余韻ありて密かひと枝 ー 色っぽい
お酒とは不思議なもので 飲めば飲め 呑めば呑みたくなるものらしい ー ぐびぐび
冷え込みもこれで存外悪くない蕾固きを長く楽しむ ー と思えば。しかし寒い。
蝋梅(ロウバイ)の儀礼に相応しい形(かた)で春の誓約発するを見る ー 香気の礼
本日は我が家より出ぬ段取りで連休いみじうも好もし ー ありがたし
機嫌良く空気が笑い出す香り瑞々とした明るきものよ ー よし
歩きつつ手袋外す如月の余白無くなる春近し待て ー 今日はなぜか暖かい。
赤膚(あかはだ)の印はハート(こころ)の形だと茶席で学ぶ実りは多く ー 奈良の陶器、赤膚焼(あかはだやき)の刻印「赤ハタ」はハート型(ひょうたん型?)です。 これくらい沢山の実りを得ました
しつかりと胸をば揺すれ一瞬よ いかにも十の色では足りぬ ー これこの色
お好きなら植えなさいまし即席の庭出來ましょう花付く苗で ー 簡単
ペンギンもこれでなかなかスキル要る 容姿+コミュ力+水中飛行 ー 素早い水中と地上の不器用さのギャップ 名古屋港水族館
流るる香辿りていづれ夢のやうここ白梅のかわゆく開く ー 春
今日嘘をついて仕事を休みます具合悪いのは嘘じゃないです ー ほんとほんと。具合が。