私の好むがままに終わらせる散り散りの三月さようなら ー 明日から４月

午後３時おやつの苺マカロンが口の中で溶けて春になる ー これぞ春

花曇り思わずかき合わせたスプリングコートの襟が冷たい ー 寒い

新しい光が菜の花を照らし懐かしき夢の上を漂う ー あの時の嬉しさを思い出す

蕾ひらひらひら開きさく桜さくさくさくら咲く今まさに ー 咲く

ひとしきり鳴きながら飛ぶ鳥黒く緩く温んだ夜を連れてきた ー 雨の中

この席はあなたの席で向かいにはあの人が座る予定なんです ー 春になれば

卒業の袴の群れはゆうゆうと交差点をば泳いで渡る ー 最高に幸せそう

ありがとう「ピピーお風呂が沸きました」見習いたいよそんな気遣い ー 炊飯器、空気清浄機、、、あ！、忘れてないよアレクサ、、、

始まりて全ての桜み吉野へ続く旅路を繋がり咲くよ ー 日本の春 関東はすでにこんなに。吉野の山桜は４月半ばまでくらいでしょうか。

三日間アリバイのどんでん返しまで完走した自分誉めたい ー ミステリー読了。

この子だよ！力を込めて応援をしてきた子だよ！未来幸あれ ー 必ず

ほんわかと嬉しい気持ち湧き上がる親切な三色菫だね ー ありがとう

雨の中小走りの女性（ひと）春コート弾むベルトがまだらにぬれて ー パタパタして可愛いな。

そのような事もあろうかなかろうか内示震え春の鰯雲 ー 人に告ぐべからず

目を細め反対側のホーム立つ人の中からあなたを探す ー いるかな。いたらすごいな。

散歩道ついつい長居花見頃時間外手数料を支払う ー 花咲いてるね

曇天でひときわ古風な趣きに埋め尽くされた桜咲く庭 ー 時間が止まる

健やかに吹く風の中おっとりと新しい菜の花は開いて ー 可愛い

それゆけがんばれ険しい道も食べて食べて食べて力出し行け ー 応援しているよ

どの季節まで遡り語ろうか「私たちは」と言える時間の ー 別の道を行くけれど

ただ静かでなければならない穏やかな夜の夢をみるためには ー 邪魔されない孤独

跳ね転ぶ光を受けて咲く花が流れる春のベルトコンベア ー 和む

あれこれと値上げのうちに腹が減り襲撃出来るパン屋もあらず ー ハンバーガーお前もか

見かけない同じホームで乗り換えの白い有線イヤホンの人 ー 最近ね。

いつだっておめでとうだけ伝えたい人生の別れ道見ながら ー そう思う

選ばれた人だけじゃなく安らげる二つの時間跨いで生きる ー 大切に

青空を吸い込み生きる子供らの後頭部殴るか戦争よ ー 殴るのか

いよいよだ西から魔法の粉が来る花咲く春の準備万端 ー 花粉も

我儘な言い分を聞く地味な上長い苦痛にほとほと疲れ ー って時もあるぞ。