お別れで話が弾む輪の外でそっと空気を袋詰めした ー ずっと覚えていたいこの雰囲気

昼間から桜の木の下に逃避さらば現実さらば数字よ ー 年度末なんて嫌いだ

降る銀の散らかる枝にひんやりと風煽り春香りこぼれる ー 綺麗だなぁ

合図鳴る春が来たぞと土を蹴りチューリップの波に飛び込もう ー 自由形で季節を泳ぐ

さようなら思えば全て花びらが舞う時だったもうさようなら ー さようなら

あいにくの雨で桜は大気中含まれた水の粒子に埋まる ー しとしとしと

子供らに野球教える親がいてタンポポは踏まれても笑うよ ー いきなりの野球人口増加の公園より

大好きな人と食べるとふわふわに膨らむスフレ美味しさ二倍 ー また、ごはんに行こうね イカリヤ食堂

桜雨（さくらあめ）開（あ）いたばかりの花びらに落つる物の音（ね）は震えて聴く ー まだ散りませんように

出会う人皆にこやかでご機嫌でただ気持ち良い優勝した日 ー おめでとう！

うわぁ季節が走っては叫ぶのでその賑やかさに呆けてしまう ー よ

ほんのりと開き桜はやって来て若返る空気まで光まで ー 来た来た

新しい暮らしの準備始まって日常が日常で無くなる ー 変化

強烈なダンクシュートを胸に受け俄（にわか）には信じがたい有様（ありさま） ー 何の気なしに行ったばかりに推しが増えてしまった。THE FIRST SLAM DUNK。

スーパーや双子がいるのか素数ってなにやら素敵っぽいものなのね ー ごめん。数学は、、。

この土地に封じ込めたる物語飾るため流れている雲よ ー ホラーとかミステリーで使える

パタリ「落ち椿」に王子がくちづけをして春が来たのでした fin（ファン） ー めでたしめでたし

風が吹き出会い別れてまた出会う枝垂（しだ）れ梅重なり薫る ー 人もまた。再びの出会い嬉しい。

苺摘みつつ浮かぶのはただ幸せな顔だけでふふふと笑う ー イチゴ狩りに行く人に悪い人はいない

眩しくなる合図はそこにもありここにもある朧（おぼろ）げな一枝 ー 春だ

飛んで行きたいよ別の部屋にいても熱の上がるのを感じた力で ー あの時のように

積み上げた紙はただの紙じゃないかしかし一部は私の歴史 ー 捨てるのを躊躇する

花束を丁寧に作る花屋になる予定だったんだよ私 ー ほんとうはね

真っ直ぐな地平線をも越えた先まだ見ぬ世界描く未来よ ー 輝いている人生のその先へ Prince Edward Island, Canada

麗らかな日差しの中のうたた寝でやがて資産家になる予定だ ー 楽しいな。

タイミングずれて一緒に帰れないお友だちへの恋しさだコレ ー わーん。寂しいよぉ。

大好きな時間は過ぎてあの場所に誰もいない花が咲くばかり ー寂しい

喋らないこだわり捨てる気にしないとにかく今は楽しく暮らす ー 事にする

「動画とか観るのやめたら？明日朝早いし」「はいはいわかりました」 今寝ようとしていたところ

おぼろげな私の記憶の一部などあてにはならぬと自分を諭す ー まあ、そんなもんだって