2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧
振り返り佇(たたず)みて金木犀の香りこぼるるを手繰(たぐ)る。ひとり。 ー この季節
あなたには長く遥かな年月も私には雲湧き流れる程 ー それこそ一瞬
ただ歩き歩き来た朝時を超え青く静かに狛犬は笑う ー 神社
変化する巡り合わせのその後を知る由もなく蝶は羽ばたく ー 予測困難
めでたさが連なってくる晴れた日は光喜びまっすぐで良い ー 嬉しいね
先に邪魔してはいけない何色を置くか知れない基底材の人 ー 決して
わたくしの怠惰なよなよ切り裂くは鋭(と)く曼珠沙華赤なる赤よ ー 驚く鮮やかさ
雨が降り音が固まる午後2時にカラスの会話だけが聞こえる ー カァカァカァ
過ぎて来ぬ日々逆さまに眺むれば我らの影は深々遠く ー 感じられ
よく食べたもの同じ味平らげる昔々が反射する午後 ー 懐かしいね 神座ラーメン 変わらず美味しい
挨拶は向こう三軒両隣台風一家騒がしく去る ー 風を残して
「絶対に幸せでいてもらわねば困るから晴れているよ」の今日 ー 不思議ではない
急かさるる雲勢いを増す風に知らず胸の隙間は騒ぎて ー 台風あるある。この感じ。
要するにどんな気付きも学びでも始まるのは身に付ける事から ー だよなぁ
賑やかな黄色帽子の一列を朝残る半月が見ている ー 平和な朝
咲く花はギラリギラリ残る熱に潰れ壊れてしまいそうだよ ー バラバラと
小庭にはきっしり並べ植えられし菊があちらを向いてそのまま ー あの日と同じ
汗だくになっているのに其処此処(そこここ)に去りゆく影はしんみりとある ー もう夏も終わりかぁ。暑いけど。
どうしたら削ぎ落とせるか悩む所こっちを取るかあっちを取るか ー うーん
教えてよ変わってしまう世の怖さ400年も前の旅人 ー 本借りてきた。
覚悟決めせいぜい力(ちから)養って生きろ生きろと空が叫んだ ー そんな気がした
疲れた日こころほのかに照らすのは明日買う一枚のワンピース ー だよ
停車場に朝の鈴虫涼やかに迎え見送る忙(せわ)しき車両 ー 駅に鈴虫の声
実りある人生なのか?愚痴ばかり言いたい気持ち分かるけれども ー まあ、ある意味元気ってことか。
とりあえずいるかいらないかで悩む納豆の辛子ですよ私 ー 早く決めてください
半分の月を見ながら歩く先何の思いも考えもなく ー ただ歩く
息切れをする日差し中気がつかぬ間にはや次は落ち葉が来るぞ ー 来ているぞ
すでに無いプールの水で流された日は蒸発し夢となり降る ー 懐かしい時
積み上げたものなぎ倒す躊躇なく何も待たずに次を積むため ー 積み木
決して気を顚倒(てんとう)させない人物になりたい数多(あまた)の失敗前に ー わーん