おじいさん止まり動かぬ芝犬と散歩帰りの綱引きをする ー 遭遇２回目。なんとも可愛らしい。 花も笑っている

人生はトルコライスじゃなきゃ嫌だ美味しさ全部逃したくない！ ー あれもこれも

一本の木そこに生まれ一本の木としてそこに唯（ただ）そこにある ー 秋風が撫でて行く

嘲りの言葉キレイに受け取るなゴミ箱行きだ捨てよ閉じよ ー ぷんぷん

すきすすきすすきすきすきすすきずきさらさらさわぐすすきでうたう ー ひらひらひらりひらかなひらう

「今すぐに海が見たいの連れてって」昔々の恋は平和だ ー 全く

一つまた一つ上って行く人の幸せ堅き確かな歩み ー 素敵だなぁ

捩（よじ）れ来る寒さ暑さが今日を射す光を手繰り紅（あけ）の葉にする ー ゆっくり

木金と連れていってよ宇宙（そら）の果てまで金木犀金木犀 ー 一瞬で他の惑星に来たような気持ちに。香り広がる

決裁のハンコなくともすんなりとプリントアウトされる紅色 ー 誰の許しもいらないの

一様に一応移動いい調子良い位置で撮る銀杏（いちょう）だ以上 ー アングルキープ

なぜ太る知っているとは思うけどピザが悪いかピザが悪いの ー ええ、ピザが。

設（しつら）えてある冷えた空最早（もはや）陽は釣瓶（つるべ）を落とす勢いで消ゆ ー 寒い暗い

おだやかな日曜だったなにもなくなにごともなくなによりだった ー ごろごろ

あなたの心に持つ良さは誰からも損なわれる事は無いのです ー 覚え書き

秋空の小波に板を乗せながら膝曲げ立ち上がる神無月 ー いよいよ本気。季節が滑走する。

あの人のプロフィルなんぞ気にならぬふりして自（おの）ずと窮屈になる ー 気にしない気にしない気になる

朝ごはんサンドイッチに入ってるきゅうりが今日はパリパリしてる ー 朝餉（あさげ）に手にした重ね麦餅を口に含むと、思いもかけず胡瓜（九里）の張り（針）を感じた。こうして思い悩んでいる事も、九里（３６キロ）を駆けた先に落ちている針を心配するよう…

意気込んで空の鏡に問いかける今日の私はいかがでしょうか？ ー なかなか悪くないと思うのですが

真昼から橙（だいだい）色の葉が落ちて回るぐるぐるぐるぐるぐるり ー 秋ですね

話したくないそれ無理と告げ口す荒地盗人萩に向かって ー 好きな事を言う。 アレチヌスビトハギ（荒地盗人萩）

理想論手はず整え挑む時いつもススキのようなメンタル ー 意志堅くいるはずが、流される〜

大雨と風に晒（さら）褪（あ）せ窶（やつ）れ項垂（うなだ）れ萎（しぼ）む秋の夕暮れ ー 暗くなってきました

生え揃う山笹隅々まで届く秋の光の静かなる様 ー やさしく

メッセージ送信取り消しした事を取り消ししたい病める午後かな ー 取り消したい、、。

我慢して平気なふりは無駄だから試すことないエコでもないし ー 無理しないで

うずたかく積み上げられた問題を澱みなき秋風に浸せり ー 冷えた頭で考えたい

裾上げの糸通す針向こう側遠く並びて咲く曼珠沙華 ー あの窓側

耐えきれぬ息苦しさに抗（あらが）うはマスクの下に灯す口紅 ー 赤く

瞼（まぶた）閉じ気を失いし午睡あと手間を要さず季節が移る ー あれ？ちょっと寒い