2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
丁寧に剥かれた蜜柑ひとふさをいとやすやすと子には与える ー 親あるある
幸せはたまに動物の形のビスケットになったりするよね ー ね。
時として生きるに足りる実が成るを口に苦くも楽しみて喰む ー 不平を言わず
あの古い日記帳にも残されたお説教をばまた受けるとは ー 参った。
雨浸みる冷たく暗い土くれに完璧な花白く残りて ー 目を引く
変わりなく島の猫等は元気だと教えてくれる優しき人よ ー 嬉しい
今してもしなくても良い家事は鉄マンガンよりも5倍は重い ー モチ上がらない
見よこの日暮れるまで紅(くれない)の葉は只(ただ)恐ろしく燃ゆ ー 激しく
さらさらと紅葉が肩をふるわせて雨は囁(ささや)きくちづけをした ー が、これから冷え込む
残された奇妙な美しき赤は静かに老いた秋の足跡 ー 今日は音も立てない
次々とあなたの願い叶いますようにと金の葉が舞いて降る ー 輝き強く
翻(ひるがえ)る月のカーテン昔いたあの人たちはもういないのに ー 月食
想像のカンバスにのる錦より刻一刻豊かになる色味 ー 変化そのものが美しい
「あの月は電線に乗り旅に出る」風は悲しげにため息をつく ー そんな夕方
連なりし黒く浮き出る葉の影絵次の季節への想い冴えて ー もうすぐ冬か
空渡りくる少々の冷たさが解(ほど)かれて密かに冬を待つ ー じっと
問題を抱えたままで閉じこもる心引くかに黄の色照らふ ー ただ花は開いて
自らが花咲くだけでいささかの躊躇も感じないとは謎だ ー 世の理りとは
大切な答えがどこで決まるのか建設的なはなし発注 ー 請け負い先どこ?
紅葉濡れ軽く歩み去るまぼろしの時が踏まれて滲(にじ)むこの色 ー あかく
時が張る縦の糸しかなき川の流れは揺れて止まらず ー 消える
降りそそぐ色づけ重き秋の雨粒はただ口を噤(つぐ)むばかり ー なぜか静かだ
鳥が去り微(かす)かに湿る気配あり白く崩れて濁り行く空 ー 明日の朝は雨
いつどこでだれがだれとて答えるはなぜどうしての謗(そし)り思えば ー なんですよ
心配を拾うにはまだ訓練がいると余程に臆病になる ー 心の安定必須
苦しくて仕方ないやと壊したら愛情(あい)は卵の殻の厚さだ ー 意外と脆い
挨拶をしていられない葉は全て黙ったままにさっさと落ちる ー あれ?いつのまに?
撫子の優しき笑みのお裾分けいただくばかりでお返しできず ー ただただ癒されます。
寒いのか暖かいのか暑いのかまるで占いのようなものだ ー 最近の天気
受け取った自虐ネタかのコメントに意外と深いダメージくらう ー 大切に。人も。それ以上に自分もね。