2024-01-01から1年間の記事一覧
さて今日は区切り静かに暮れていくありとあらゆるここにあるもの ー よいお年をお迎えください
寒風に5キロを歩き限界で身体の衰えを知る三十日 ー うぅ
あの店に光探しに向かうもの暗すぎる街は時空を超え ー 「照明店の客人たち」を一気見する
お飾りは馴染みの店で用意するそれでいいよねそれがいいよね ー いつものように
迷わずに頭の中を空にして電車とバスの波乗りをする ー 上手くいった
あの時のあの意地悪を忘れずにいたけど燃費が悪くて止めた ー 価格高騰だよ
怖がりで気にしすぎだと知っていてそれを変えるつもりは無くて ー それが私だと大きな声で言う(全然繊細じゃないな)
この日だけ身に着けている首飾り伝える相手は今年も違う ー 「いいでしょう、これ」
さようならこの箱の中は塵一つ残さぬように旅立つつもり ー 香りさえも
私の小さな悩みは捨てられた遥か宇宙はすぐそばにある ー 大きなもの
生きているものより遥か鮮やかな言葉を尽くし赤き葉残る ー 冬
枝々が一時(いちどき)に隙間を通る風に煽られ小笛を鳴らす ー ひゅー
憤(いきどお)り喚く子供がここらへん胸のあたりにいるから辛い ー 苦しい
広々とせよと詰め寄る小ささよミニマリズムよモアイズモアだ ー 減らせ!
さざなみのように気付くよ一匙が再びないかもしれない事に ー いやだ
今日昇る一日遅れの満月はあなたが見上げたあの日に続く ー もう見る事ができない
大丈夫あなたの空は青いままあなたの帰りを待っているから ー 早くおかえり
混乱の渦中のやゆの強(したた)かさ強き気持ちのやいゆえよゆへ ー あいうえお
年忘れ私の周りのザワザワをステンレスの釜で煮てみる ー この週末 美味いか不味いか
昼日中チェックリストを確認す壁打ち破る音だけ響く ー 私の中から
日常が普段の顔でやってくる再起動した機械のように ー 嘘みたいだ
こうやって誰もがみんな救われる場所に来てみた朝は来ていた ー 鮮やかな朝
友よ友送られた文字嘘だよね玄関に立ち動けなくなる ー どういうこと
思い出の本棚赤子を抱く人と祝いの為に訪れた友 ー 今はもう無い場所で
危機的な状況の時あなただけ手を差し伸べてくれたんだよね ー 本当にありがたかった
あの時の色だけ思い出せないよレブロンのアイシャドウパレット ー 私の嘘
真面目さが良きものなどと信じてた何だこれただのゴミじゃないか ー 仮面
燃え上がる私の中の醜悪がそこにはあった見ないふりした ー 綺麗事
いつだとか決めていないがまたいつか訪れてみたい街があります ー そこには猫がいます
さりげなく長生きをしてくださいと告げる家族の年を見つけて ー 是非とも