2025-01-01から1年間の記事一覧
めぐりあう自然野菜のプレートと秋に近づく小雨の庭に ー 美味しいご飯屋さん
一緒でも寂しさ止まらない時に食べるにはたこ焼きがちょうどいい ー まるい味がする
空の名を覚えていたい誰の目も間に入れない私が見たと ー 私は私
待ち合わせ場所などないよカフェ巡りしても気分は晴れずそのまま ー 一人だよ
曼珠沙華ぽつぽつ咲いて天の方天の方へと誘(いざな)う強さ ー こっちですー
路地裏に咲かせた花の几帳面に助かる魂がここにある ー 本当にホッとする
雲千切れ千切れはためく秋の空名残の百日紅を降らせて ー 夏の残り物
もう何をしたいとかなどないけれどなかなか諦められぬ日常 ー 生活は強い
錆びた斧この一年で老人になろうとは神様の残酷 ー まったく
お願いだ何でもいいからカフェにいる私を連れてきてよ今すぐ ー あいつ最強だから
空が高くなる頃花の葉書を送るから必ず待っていて ー お願い
本当なら広げて価値を見極めるつもりでいたが即捨てるゴミ ー 見ない見ない
どうしてもどこか微妙に当てはまる事なき温度七分袖の頃 ー 暑いし寒い
火を起こし少し離れて眺めては次の一手の策を探した ー どれどれ
久しぶりどら焼きケーキで御座候大満足でぷくぷくお腹 ー 太るー
満腹でもうこれ以上入らない時の糖質ゼロの至高よ ー ゼロですから
じゃあ又ねメモ書き程度の置き手紙忘れるに丁度良い露草 ー ささやかなもの
何だお前はと胸ぐらを掴みたい見も知らぬ人の敵であろうと ー おかしいじゃないか
日時計の影は何をか指し示すそれ本当にあなたの意見? ー 影響って怖い
いつもより目線を左に見る予報あなたが向かう広島の空 ー 晴れているかな?
少しでも濡れたくなくて生えてくる横断歩道を渡る律儀さ ー そっと水たまりを避ける
日を超えて眠れぬ夜にオーディブル響かせ脳の使い方など ー 全然頭に入らない ますます眠れない
股関節の女となりて生きていく取り急ぎ今自分に唸る ー 「しあわせな結婚」何でもありで楽しくなる ねるら好き
シャリシャリと月の形の梨を喰む夜暗がりに小さく泣いて ー 寂しさと一緒に
休ませる本気で頑張らなくていい安心を調節する習慣 ー の週間
掬われて向こうに行けと流される小魚になり途方にくれる ー さて
記憶とは夏草絡まる川縁に香りだけ崩れ残る夕暮れ ー 「遠い山なみの光」やがては消えるものに苦しむ
寂しさは身勝手なんだ濡れた靴「人のことなどどうでもいいよ」 ー もう
公園は遊具ばかりが明るくて触れる砂だけ記憶を汚す ー もう知らない場所
公園はあの日のままだ一夏の1日だけが私を創る ー なんとも人の記憶とは